#4 ローカルプレイヤーと共につくる地域開発 -ディベロッパーと地域のクリエイターとの協創の可能性-

様々な地域で進む開発において、「残すべきもの/新しく生み出すもの」はどのようにして取捨選択されているのか。
地域の魅力や資源を活かした開発とは何なのか。
このトークでは、
地域に根付くデザイナーとして、福井県で活動するTSUGI代表の新山さん、
会場となるBONUS TRACKも位置する「下北線路街」のプロジェクトを担当された小田急電鉄の向井さんをゲストに向えます。
場所や立場は違えど、「福井県」「小田急線沿線」という限られた地域内で様々な動きを作り出しているおふたり。
大規模な商業的開発の中で、地域のプレイヤーと共につくる意義や価値、
地域に魅力的なムーブメントを作り出すためのクリエイターとの協働について話を交わします。
その地域に暮らす人々がいきいきと活躍できる、地域と共にある開発について、
開発を進める側の視点、地元を捉えるクリエイター視点からお話を伺います。
 

登壇者

●新山 直広さん (TSUGI代表/クリエイティブディレクター)
 
大阪府出身。2009年福井県鯖江市に移住。鯖江市役所を経て2015年にTSUGI LLC.を設立。「福井を創造的な地域にする」をビジョンに、地域に何が大切で何が必要かという問いに対して、リサーチとプランニングを繰り返しながら、これからの時代に向けた創造的な地域づくりを実践している。
 
●向井 隆昭さん(小田急電鉄株式会社 )
1990年埼玉生まれ。2013年に立教大学経済学部を卒業後、小田急電鉄株式会社に入社。不動産部門にて海老名駅前の商業施設、座間駅前のリノベーション賃貸住宅等の企画開発を経て、2015年より下北沢エリアの線路跡地開発「下北線路街」のプロジェクトを担当。2022年5月の全面開業後も同エリアのまちづくりに携わり、管理運営、プロモーション、イベント、廃校活用等の新規事業を担当。毎年秋に開催のアートフェスティバル「ムーンアートナイト下北沢」を主催。

モデレーター

●殿塚建吾(omusubi不動産 代表)
千葉県松戸市出身。2014年におこめをつくる不動産屋「omusubi不動産」を設立。空き家をDIY可能物件として扱い管理戸数は日本一。田んぼをきっかけにした入居者との暮らしづくりに取り組んでいる。