#1 眠る建物資源が地域の風景に変わるクリエイションの条件とは

「まちの見本市」では、地域再開発の潮流のなか、それぞれの形で地域内外の好循環を促す事業者をゲストに招き、2日間・全4回のクロストークを実施します。
地域を舞台にした編集・場の運営事業のリアル・異セクターとの協業等を話題に、
登壇者のさまざまな視点から洗い出される、継続的な働きかけ、その活動を支えるための方法論をお話しいただきます。
TALK #1テーマ:眠る建物資源が地域の風景に変わるクリエイションの条件とは
全国各地で増え続ける空き家。行政の補助制度や流通の仕組みだけでは動かない建物も多いなか、「アーティストやクリエイターに使ってもらう」というアプローチで、眠っていた建物を地域に愛される場所へと変えてきた実践者たちがいます。
今回登壇するのは、取り壊しの危機にあった長屋を残してきた「暇と梅爺」代表取締役の後藤大輝さんと、東日本大震災以降に加速した空き家問題と向き合い続ける石巻のクリエイティブチーム「巻組」代表取締役の渡邊享子さん。
・なぜアーティストがいると、まちはクリエイティブに動き出すのか。
・地域住民との呼応が生まれるクリエイションの手がけ方。
・そして10年以上続けてきた現在地について
聞き手は、まちを編集する出版社「千十一編集室」代表の影山裕樹さんです。
登壇者
●後藤 大輝(暇と梅爺株式会社 代表取締役)

1979年生まれ。愛知県出身。東京都墨田区八島花在住。映画制作をきっかけに2008年に京島へ移住。2010年より、長屋を改修した拠点「BUNKAN」をはじめ、複数の建物の企画・運営を行う。2019年に暇と梅爺株式会社を設立。表現者が「住む・制作する・発表する」暮らしを継続できる環境づくりに取り組んでいる。2020年に街中博覧会「すみだ向島EXPO」を発足し、今年の秋で7回目の開催を迎える。2023年、百年先の地域文化を託す器となる、八島花文化財団を地域住民と共に設立。2025年、キラキラ商店街に複合福祉施設『TACHIBANA TERMINAL』を日常福祉合同会社として開業。すみだ八島花放送局から東京長屋研究所の配信をスタート。

東日本大震災をきっかけに石巻へ移住。2015年に巻組を設立。資産価値の低い空き家を買い上げ、クリエイターをターゲットとした大家業をスタート。シェアやリユースを切り口に地方の不動産が流動化する仕組みづくりを模索中。
モデレーター

影山 裕樹(かげやま・ゆうき) 編集者、千十一編集室 代表。ウェブマガジン「EDIT LOCAL」の運営の他、様々な地域プロジェクトに携わる。著書に『ローカルメディアのつくりかた』(学芸出版社)、編著に『あたらしい「路上」のつくり方』(DU BOOKS)、共編著に『新世代エディターズファイル』(BNN)など。大正大学表現学部専任講師。